【名張少年野球団の選手たち(提供写真)】

 5月27、28日に三重県内北勢地区で開かれる「第43回高円宮賜杯学童軟式野球マクドナルドトーナメント」三重県大会に、伊賀地区代表として名張市の学童野球チーム「名張少年野球団」が2年連続の出場を決めた。伝統の堅守を武器に、初戦突破を目指す。

 4月の伊賀支部予選で最も接戦となった、つつじが丘ファイヤーズとの準決勝は、初回から着実に加点し、1点差に迫られたが、終盤2イニングをしのいで4‐3で逃げ切った。中野健太監督(43)は「6年生が少ない中で、前年から試合に出ていた4、5年生の経験値も高く、接戦をものにする力がついてきた」と振り返る。

 長打は少ないが、つないで中軸で返す攻撃スタイルが現チームの特徴だ。27日の県大会1回戦は大山田スーパーボーイズ(桑名市)との対戦で、団員14人をまとめるキャプテンの西垣幸多郎さん(名張小6年)は「先制点を取り、守りからリズムを作って勝ちたい」と意気込みを話した。

 県大会は、地区予選を勝ち上がった16チームがトーナメント形式で対戦し、優勝チームは8月の全国大会に出場できる。

体験会

 チームでは、5月13、14日に名張小(同市丸之内)で、20、21日に梅が丘小(同梅が丘北1)でチャレンジ体験会を開く。時間は午後2時から同5時で、対象は小1から小5まで。14、21日は年中児から小2の「ジュニアコース」の体験もできる。参加無料。

 問い合わせは中野さん(090・5618・9651)へ。

2023年4月22日付842号17面から

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