【青山ハーモニーの皆さん(提供写真)】

 30年分の思いを歌声に乗せて―。三重県伊賀市の青山地域で活動している女声合唱団「青山ハーモニー」の30周年記念コンサートが、4月16日午後2時から名張市松崎町のadsホールで開かれる。

 旧青山町時代に公民館の合唱教室として始まり、その後サークルへと発展。メンバーの入れ替わりを経て、現在は伊賀地域の20代から70代の団員25人が毎週金曜の夜、藤森唯史さんの指導で練習を重ねている。発表会は3年に1回のペースで、本来は昨年8月に節目の舞台を迎える予定だったが、新型コロナの影響で延期となっていた。

 コンサートは4部構成。1部では、2019年に中部7県の代表として参加した「全日本おかあさんコーラス」で歌った相澤直人ア・カペラ作品集「ぜんぶ」「またあいたくて」「お茶のひととき」など6曲を歌う。2部は女声合唱のためのヒットメドレー曲「LOVE」で、「恋のバカンス」「喝采」「愛燦燦」など8曲を披露する。

ピアノ伴奏も

 後半の3、4部では、手島葵、松任谷由実、中島みゆきらの人気曲9曲を歌う。中でも藤森さんが編曲した「桃花源」(さだまさし)は同合唱団のテーマソングのような存在で、メンバーの思い入れも深いそうだ。2部以降のピアノ伴奏は杉本奈穂さん。

 発足当時から指導者として参加し、現在は団員となった藤森真理さんは「30年歌い続けて念願の全国大会出場もかない、『さあこれから』という時、コロナ禍で思うように活動できなくなった。さまざまな思いを歌声に乗せて皆さんに届けたい」と思いを語った。

 入場料は一般1000円、高校生以下700円。チケットは市内の同ホール、ブックスアルデ本店、伊賀市のサワノ楽器店、ダイヤモンド神山で販売している。

 問い合わせは堀本さん(080・3062・5982)まで。

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