【組み手の稽古に汗を流す道場生=伊賀市で】

 三重県伊賀市内で2012年から活動する空手道場「神威道場」では、伊賀地域各地の小学1年生から50代まで約30人が稽古に汗を流している。クラスは初心者から一般、上級者、選手コースまであり、親子・きょうだいでの参加も少なくない。

 組手や打撃を行うフルコンタクト空手を基本に、空手歴20年以上の師範・加勢田幸輝さん(28)が指導に当たる。幸輝さんは「ここで身につけた空手の精神が、きっと学校や仕事など普段の生活の役に立つ。空手をもっと好きになり、うまく、強くなっていく楽しさを感じてほしい」と話す。

大会で好成績

 3月に大阪で開かれた大会「23無限スピリット杯空手道選手権大会」では、初出場の山岡陽一さん(成和西小6年)が5年生初級クラスで優勝、花垣颯志さん(青山中3年)が選抜戦中学2年生クラスで準優勝という成績を収めた。

 空手歴1年半ほどの山岡さんは「強くて格好良い先輩たちと稽古をして、気持ちや技が強くなってきた」と手応えを感じている。キャリア6年の花垣さんも「普段の稽古がスピードや蹴りの強さに生きている。先輩方にならい、しっかり自分を持った選手になりたい」と話した。

 活動は火、木、土曜の午後7時から同8時30分ごろまで、会場は伊賀市の市立青山中(阿保)武道場。6月からは月曜に名張市立北中(美旗中村)武道場でも開かれる。体験は無料で、回数制限は無い。

 問い合わせは加勢田代表の電子メール(kamui1006@gmail.com)または(080・4969・0783)へ。

3月の大会で優勝した山岡さん(前列左から2人目)、準優勝の花垣さん(同3人目)を囲む道場生たち=同

2023年4月8日付841号18面から

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