【新設したつり下げ式看板や床面の表示を紹介するメンバー=名張市役所で】

 三重県名張市の若手職員有志らでつくるチーム「UROKO PROJECT」が、市役所本庁舎1階の案内表示の改善を行った。これまでなかった通路上の大きなつり下げ式看板、床面の表示を新設した。

 同チームは2021年度に発足し、22年度は25歳から40歳の職員11人が参加。複数のテーマのうちの一つで「庁舎1階窓口改善プロジェクト」に取り組んだ。

 庁舎1階は各種証明書の手続きなどで多くの市民が訪れるが、市民から「どこに何の窓口があるか、わかりにくい」などの声が上がっていたという。プロジェクトのメンバーは、天井からつり下げる形の看板5枚、床面表示13枚を新たに作成し、3月末までに設置した。

 改善プロジェクトのリーダーで市人権・男女共同参画推進室の森下亜季さん(25)は「目立つよう、色づかいにこだわった。前よりわかりやすくなったという声があればうれしい」と話した。

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