【入学式で上級生の拍手で迎えられる上野南小の新1年生=伊賀市沖で】

 三重県伊賀市内の公立小中学校で4月6日、入学式と始業式があり、校区再編計画で3校が統合した同市沖の市立上野南小学校(松田久司校長)では開校式が開かれた。

 上野南小の全校児童は116人で、地区別は旧依那古小校区が46人、2007年4月に同小と暫定統合した旧比自岐小校区が10人、旧神戸小校区が60人。少子化で児童数が減少し、依那古と神戸の両校で複式学級が生じていた。統合校の設置場所に決まった依那古小では校舎などの改修工事を実施し、昨年10月末に完了した。

 式典では、谷口修一教育長による開校宣言の後、岡本栄市長が松田校長に校旗を授与。3月まで依那古小と神戸小に通っていた2年生から6年生の児童たちが同じ新しい校歌を元気よく斉唱した。

開校式で校旗を受け取る松田校長(左)

 入学式では松田校長が「頑張ってほしいことが2つあります。一つは命を大切にすることで、特に交通安全。横断歩道では車がちゃんと止まってくれるのを確認して渡りましょう。2つ目はあいさつができる1年生になること。友だちに元気をプレゼントするようにあいさつをしましょう」と話し、学校生活をスタートさせた新1年生21人を祝った。

 市教委によると、4月1日現在で小学1年生は18校で計575人。中学1年生は10校で計661人。この日は名張市内でも入学式があり、同月6日現在で小学1年生は14校計598人、中学1年生は5校で計637人。

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