三重県名張市は4月6日、災害時の薬剤師の派遣要請と医薬品供給のため「一般社団法人伊賀薬剤師会」と協定を締結した。
同会は、伊賀地域の薬局などで勤務する薬剤師99人で組織する団体。協定書によると、市内で地震や風水害などの災害が発生した際、市は救護所への薬剤師の派遣や医薬品の調達などを要請することができる。
この日の調印式では、同会の村上博之会長と小沢悟副会長らが出席。医薬品の供給要請や引き渡しの方法などを確認し、協定書にそれぞれ調印した。
北川裕之市長は「南海トラフ地震など災害に対する懸念は尽きない。市民の安心安全のためにもご協力頂きたい」と述べ、村上会長は「迅速で切れ目のない医療救護活動に向けて準備を進めていきたい」と話していた。
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