【作品を手に来場を呼び掛ける石原さん=伊賀市上野忍町で】

 独創的な写真を撮り続けて50年になる三重県伊賀市上野忍町の写真家、石原健哉さん(83)の花火をテーマにした作品などを展示する個展が4月8日から16日まで、同市上野丸之内の史跡旧崇広堂で開かれる。伊賀市文化都市協会の主催。

 子どもの成長を撮りたいと、趣味でカメラを始めた石原さん。当初は人物などを被写体にしたスナップ写真を撮ることが多かったが、20年ほど前から夜空を一瞬に彩る伝統芸術の花火に魅せられるようになった。撮影も地元や県内だけでなく、有名な花火大会があれば、全国どこにでも足を延ばす。

 フィルムカメラにこだわり、「美しくはかなく消えていく花火を形にして残せないか」と試行錯誤を繰り返した。結果、抽象的な作品技法が評判を呼び、フランスの国際公募展「ル・サロン」やロシアのサンクトペテルブルク国際殿堂展で受賞するなど、海外でも評価されている。昨年は花火写真集「光彩の軌跡」も発行した。

 石原さんは「今回の個展では、未発表作品も含めた花火の写真約70点と、昔のスナップ写真も10点ほど展示するので、ぜひご来場ください」と話した。

 時間は午前9時から午後4時30分まで。入場無料。火曜休館。販売もあり、収益の一部は伊賀市に寄贈される。

 問い合わせは同協会(0595・22・0511)まで。

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