平田駐在所の開所式　31日に業務開始　伊賀市

　三重県警伊賀署は3月28日、建て替え工事が完了した平田警察官駐在所（伊賀市平田）の開所式と見学会を開いた。地元の地区役員や警察、行政、議会関係者らが出席し、新築を祝った。31日から業務を開始する。

　以前と同じ場所に建てられた新しい平田駐在所は木造平屋建て、床面積約76平方メートル。総工費は約2800万円。事務室と相談室、来訪者用トイレがあり、駐車場から車いすのまま直接入れるようバリアフリー化を図った。

　管轄する山田地区には2023年2月末現在で3469人（1441世帯）が暮らしている。40年近く前に建てられた木造平屋建ての旧駐在所は手狭で老朽化が進み、昨年10月下旬から解体工事を進めていた。

　式典では南幸輝署長が「警察活動の最前線の拠点である駐在所は極めて重要な役割を担っている。この度、県や地元関係者の理解があって素晴らしい駐在所になって再スタートできた」とあいさつ。勤務する吉田顕巡査長（42）は「この地区に赴任して今春で2年目になる。引き続き住民の皆さんの安全安心を守る所存です」と謝辞を述べた。