【新しいコートでプレーを楽しむ参加者たち=名張市夏見で】

 三重県名張市の名張中央公園(夏見)内にある市民テニスコートで3月25日、改修後のオープニングセレモニーが開かれた。行政や競技の関係者、地域住民ら約60人が参加し、新しくなったコートに期待を寄せた。

 コートは老朽化に伴い、昨年9月から全9面を砂入り人工芝コートに改修。敷地面積約1万200平方メートルで、総事業費は約1・2億円。

 1971から77年に開設したプール側の6面は、コートに亀裂が入るなど安全に利用できない状態が続いていた。88年にできた野球場側の3面も、人工芝が傷むなど劣化していたが、既に改修を終えて昨秋から利用を再開している。

 この日、式典に出席した北川裕之市長は「多くの市民に親しまれるコートとして、活用されることを願う」とあいさつ。テープカット後、ネーミングライツパートナーの建設会社「東亜道路工業」が命名した「TOA(とうあ)テニスの杜(もり)」と書かれた横断幕を除幕した。

 セレモニー後は、プロテニス選手の後藤翔太郎さんらによる子どもたちとの交流試合があった。新しいコートの感触を確かめた子どもたちは「自由なプレーができる」と笑顔を見せた。

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