【練習に励む「アンサンブル宙」のメンバー=名張市桔梗が丘5で】

世代問わず楽しんで

 三重県内や関西方面で演奏活動を続けるマリンバ、ピアノ、パーカッションの5人組ユニット「アンサンブル宙(sora)」による3年半ぶりのコンサート「未来へ夢を…Vol・9」が3月25日午後7時から名張市松崎町のadsホールで開かれる。

 伊賀地域を中心に、音楽大学出身のメンバーが、打楽器・鍵盤楽器の魅力とアンサンブルの楽しさを広めていきたいと願い、「音楽も空も世界共通」という思いから結成。澤田ひとみさん(パーカッション)、児玉祐嘉子さん、常盤好さん(ピアノ)、酒井寛恵さん(マリンバ)に、今回から兼本実幸さんがパーカッションで加わり、5人体制となった。

 保育園や幼稚園、小中学校などでの招待演奏の機会も多く、世代を問わず楽しめる「敷居が高くない」演奏を繰り広げるのが特徴。2年に1回のコンサートは一昨年秋の予定で、新型コロナの影響などで延期になったが、「音楽に触れ合う楽しさや、自分たちの伝えたいことを改めて考える時間になった」とメンバーたちは振り返る。

 今回の曲目は「WA NO HIKARI」「剣の舞」「宝島」などで、1部はソロを含め6曲、2部はストーリー仕立てのプログラムなど10曲を予定。「ブエノスアイレスの四季」には佐治千尋さん(マリンバ)が賛助出演する。

 メンバーたちは「普段音楽に触れる機会の少ない人も、子育て中の方や子どもたちも、空間を一緒に楽しんで笑ったり口ずさんだりしてもらえたら」と来場を呼び掛けた。

 入場料は一般1500円、高校生以下500円で、当日券はいずれも300円増し。前売り券は同ホールと市内のプレイガイドで販売している。

 問い合わせは澤田さん(090・2579・5793)まで。

2023年3月11日付839号7面から

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