【エコバッグを受け取った大内代表(前列右)と児童ら=名張市つつじが丘北3で】

 三重県名張市立つつじが丘小学校(つつじが丘北3)の6年生112人が3月14日、制作したエコバッグ112個を地元の自治協議会に贈った。市民センターで販売してもらい、収益を地域のために役立ててもらうという。

 エコバッグは木綿製で、A4サイズが収納できる大きさ。SDGs(持続可能な開発目標)を学ぶ児童たちが、家庭科の時間に食材の使わない部分で布を染める「残り染め」に挑戦した。

 ニンジンの葉やミカンの皮、コーヒーのかすといった、本来なら捨ててしまう材料を各家庭などから集め、鍋で煮詰めて布を染め、優しい色合いに仕上げた。地域のキャラクター「えみらる」をアイロンでプリントし、「あいさつで笑顔あふれるまちに」といったメッセージ、特殊詐欺への注意を呼び掛ける言葉などをあしらったカードも添えた。

 同小体育館であった贈呈式で、児童の代表は「心を込めて作りました」と述べ、つつじが丘・春日丘自治協議会の大内房雄代表らにエコバッグを手渡した。大内代表は「子どもたちがまちをよくするために考え、提案してくれてうれしい」と話していた。

 エコバッグはつつじが丘市民センター(つつじが丘北5)で近日、1個400円(税込)で販売する予定。

エコバッグに添えたカード

 この日は「地域をよくするプロジェクト」として防犯やごみ問題などテーマにした児童のアイデア発表もあり、ポスターの掲示やリサイクルボックスの設置などを同協議会の関係者らに提案した。

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