【完成したパンフレットを披露する代表児童=名張市丸之内で】

 三重県名張市丸之内の市立名張小学校の全校児童(433人)が旧市街地など校区の魅力を調べ、紹介したパンフレットが完成した。300部を印刷し、3月上旬から市観光協会や市役所などに置いて配布する。

 同小では2学期から、1年から6年まで学年ごとに違うテーマを設け、「なばりのええとこ見つけ隊」となって地域を元気に探検。名張地区まちづくり協議会の協力を得て、子どもたちが調べた内容をまとめた。

 パンフレットはA2判八つ折りで、表面は史跡や伝統文化、川など13項目を紹介。子どもたちがまとめた紹介文に、探検時にタブレット端末で撮影した写真を添えている。項目右側のQRコードを読み込むと、子どもたちによる紹介動画がユーチューブで再生できる。裏面は、取り上げた名張藤堂家邸や宇流冨志禰神社などの位置がイラストを交えて示されている。

 完成したパンフレットを児童を代表して披露した6年の上島優杏さん(12)は「名張のことを知らない人に、良さを知ってもらいたい」、廣嶋遼太郎さん(12)は「県外や外国の人にも見てほしい」と話した。

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