【協定書を手にする北川市長(左)と鈴木理事長=名張市役所で】

 三重県名張市と生活協同組合コープみえ(津市)は2月15日、「地域共生社会の推進に関する連携協定」を結んだ。

 コープみえの組合員は名張市内が約1万1000世帯で、食料や日用品の宅配サービスなどを利用している。同市とは「地域の見守り活動」「災害時における支援協力」の協定を既に結んでいるが、更に幅広い分野で連携を強化するため新たに協定を結ぶことにした。同様の連携協定の締結は、2021年の伊賀市に続いて県内2市目という。

 連携の主な取り組みは「安心安全な暮らしの実現」「地域づくり、活性化」「子育て支援」など。具体的には、地域のサロンや居場所づくり、子ども食堂の運営支援などが見込まれている。

 調印式は市役所であり、北川裕之市長は「市民生活、福祉の向上に向けて更に連携を深めたい」、コープみえの鈴木稔彦理事長は「一人ひとりの暮らしに寄り添った活動を進めていきたい」と話した。

- Advertisement -