【稽古に集まった団員ら=名張市で】

 三重県名張市蔵持町里の市武道交流館いきいきで活動する「名張剣道スポーツ少年団」が、全日本剣道連盟の少年剣道の指導に長期間尽力した団体を表彰する「少年剣道教育奨励賞」に選ばれた。指導する下別府則明代表(72)は「受賞に恥じないよう、精進していきたい」と喜んだ。

 2004年から始まった同賞は、大会の成績と関係なく、剣道の底辺を支える団体や組織が選ばれる。今年度は全国で約230団体、県内で2団体が選ばれた。同少年団は1971年の発足以降、地域の剣道普及のため50年以上活動を続けている。受賞は2009年以来、2度目となった。

 現在、小中学生を中心に大人を含め男女23人が、毎週土日に各2時間、汗を流している。稽古は基本のあいさつから始まり、下別府代表ら5人の指導員が、団員たちの実力に合わせた指導をしている。

 キャプテンを務める比奈知小6年の世良千尋さん(12)は「厳しい時もあるけれど、丁寧に手本を見せてくれるので分かりやすい」と笑顔を見せた。

 同団では小学生以上の団員を募集している。

 申し込み、問い合わせは事務担当の西さん(090・7606・1797)まで。

2023年2月11日付837号11面から

- Advertisement -