【賞状を手にする中嶋さんら】

4市町村15団体が応募

 三重県伊賀市と京都府笠置町、同南山城村、奈良県山添村で構成する定住自立圏域を拠点に公益的な活動をしている団体の紹介パネルを展示し、応援したい団体に投票する「N‐1グランプリin伊賀城和」の表彰式が開かれた。グランプリには、投票総数501票のうち最多の110票を得た、空き店舗を活用しコミュニティカフェや農産物直売所を定期的に開いている神戸地区交流の館「北斗の館」(伊賀市上神戸)を運営する団体が選ばれた。

 活動団体の意欲向上と活動への理解を深め、参加や参画を促すのが目的で、初参加の7団体を含む15団体が応募。1月27日に同市ゆめが丘のゆめぽりすセンターで表彰式があった。

 昨年4月オープンの「北斗の館」は、地域福祉を担う団体や個人で構成する神戸地区支え合いネットワーク協議会が運営。コミュニティカフェが毎週金曜、農産物直売所は毎月第1、3金曜にいずれも午前9時半から2時間、誰でも利用できる。

 同協議会会長の中嶋孝さん(74)は「元気な地区にしたいという思いで取り組みを始めた。受賞を励みにこれからも皆で頑張っていきたい」と話した。

2023年2月11日付837号23面から

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