【名張署庁舎=名張市蔵持町芝出】


生活安全課長 池田敏郎

 社会生活にインターネットは欠かせませんが、常に情報流出などの危険が潜んでいます。安心して利用するためにはセキュリティに関心を高め、さまざまな危険に備えることが必要です。政府は2月1日から3月18日までを「サイバーセキュリティ月間」とし、サイバーセキュリティに関する普及啓発活動を集中的に実施します。

フィッシング被害

 金融機関、宅配業者、ネットショッピングサイトなどを装ったメールを送付して偽のサイトに誘導し、クレジットカード情報、ID、パスワードなどの重要な個人情報を入力させて盗み、不正送金やネットショッピングなどに悪用するフィッシングの被害が多発しています。

標的型メール攻撃

 個人や企業などの情報を盗むため、メールの返信、知人や取引先からの問い合わせなどを装った添付ファイル付きのメールを送付して添付ファイルを開かせたり、リンク先に誘導してウイルスに感染させたりする攻撃です。感染すると、情報流出の他、感染した端末の連絡先に同様のメールを送信するため、被害が拡大します。

対策は

 メール記載のリンクは利用せず正規のウェブサイトから開く▼クレジットカード情報、ID、パスワードなどの重要な個人情報は安易に入力しない▼添付ファイル付きのメールは警戒する▼ウイルス対策ソフトなどを導入し、OSを含め常に最新の状態に更新する

 対策などに関する詳細は県警ウェブサイト(http://www.police.pref.mie.jp/cyber_hanzai/cyber-police.html)をご覧ください。

2023年2月11日付837号22面から

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