「『忍』を冠することで、伊賀のことを日本や世界に知ってもらえたら」。三重県立上野高校(伊賀市上野丸之内)吹奏楽部の出身者を中心に、新たな吹奏楽団「忍ウインドアンサンブル」が昨年末に結成された。週末に集まって練習し、年2回ほどのコンサート開催や地域に根差した活動などを目指している。
上野高で同級だった福岡篤也さん(23)=上野紺屋町=と西谷真規士さん(23)=ゆめが丘=が、音楽仲間から「社会人になって演奏の機会が減った」「また皆で音楽ができたら」という声を聞いたのをきっかけに、「そんなメンバーで楽団を作り、やりたい音楽をやろう」との思いに至ったという。
昨年後半から人づてにメンバーを集め、発足時点では10代から40代までの30人が在籍。しかし、トロンボーン、ユーフォニアムなどの金管、オーボエ、ファゴットなどの木管パートは不足しているそうで、将来的には50人ほどの編成を目標に勧誘を続けている。
楽団の名称は、その名の通り伊賀忍者をイメージしたもの。今後、衣装や演目などで忍者らしさを演出することも考えているそうで、「以前は演奏をしていてブランクがある方、興味がある初心者の方など、年齢やパートも問わない。中高生も受け入れたい」と話す2人。体験や見学も歓迎で、「音楽で一緒に伊賀を盛り上げていこう」と呼び掛けた。
問い合わせは西谷さん(080・6905・6164)へ。
2023年2月11日付837号2面から
【訂正します】837号の紙面記事で、西谷さんの電話番号の初めの3桁が「090」とあるのは「080」の誤りでした。
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