三重県伊賀市の「いなこ保育園」で2月7日、新園舎の内覧会があった。今月13日から新たな施設で保育を開始する。

 同保育園は伊賀市朝屋に本部を置く社会福祉法人伊賀市社会事業協会が運営している。2021年4月に市立の依那古保育所(同市市部)と依那古第2保育所(同上郡)が統合し、同協会に移管。私立の「いなこ保育園」として開園した。市内の認可保育園は同協会運営が13施設、市立が14施設ある。

 鉄骨造平屋建ての新園舎は延床面積が約756平方メートル。建設費は約3億円。土地は市が無償で貸与している。「依那古保育所」の時代から使っていた約40年前の園舎を解体し、約8か月の工事期間を経て2月1日に完成した。

 利用している園児は現在37人で、11日の引っ越しまで旧依那古第2保育所を仮園舎として使っている。4月からは0歳児から5歳児の計45人が利用予定で、同協会法人本部事務局の山下貴史事務局長は「毎日来たくなる保育園にしたい」と話した。

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