【高橋さん(奥)から手品を教わる参加者たち】

明るく・楽しく・元気よく

 奈良県宇陀市榛原天満台東の老人会「満寿会」の手品サークルが発足9年目を迎えた。「明るく、楽しく、元気よく」をモットーに、古新聞やロープなど身近な物を使った手作り道具を駆使し、和気あいあいと取り組んでいる。

 サークルには70、80代の男女約15人が所属し、手品歴40年以上のベテラン・高橋重明さん(85)が講師を務める。地域の子ども会や老人会などで腕前を披露していた高橋さんに声を掛け、天満台東交流センター(天満台東1)を会場に活動がスタートした。

 「マジックには温かい心の触れ合いがある。成功すれば拍手になるし、失敗しても愛敬で笑いになる」と語る高橋さん。代表の戎井昇さん(81)は「指先の運動になり、脳が活性化されて認知症の予防にもなる。人生100年時代、健康寿命を延ばすのにぴったり」と笑顔で話す。

 活動は毎月第4金曜の午後1時から同3時頃まで。戎井さんは「空いた時間に気軽に参加して」と呼び掛けていた。

 同老人会は年6回の集いがある他、同サークルや輪投げ、カラオケなどのレクリエーションもあり、月500円の参加費が必要。天満台以外からの入会も歓迎している。

 問い合わせは戎井さん(0745・82・2886)まで。

2023年1月14日付835号2面から

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