【表彰状を手にする鈴木工場長(中央)ら=名張市役所で】

 文具・オフィス家具メーカー「コクヨ」(本社・大阪市)の三重工場(三重県名張市西田原)が、優れた工場緑化の取り組みを表彰する経済産業省の2022年度全国みどりの工場大賞で、日本緑化センター会長賞に輝いた。同工場の関係者が2月1日、北川裕之市長を表敬訪問し、受賞を報告した。

 三重工場は八幡工業団地にあり、1993年に操業開始。オフィス家具や事務用デスクを中心に金属製品を製造している。

 敷地面積14万5977平方メートルのうち32%が緑地で、操業開始後も割合を増やしてきたという。桜やツツジ、モミジ、チューリップなどの植栽、同市下比奈知の「東山ふれあいの森」での新入社員らによる記念植樹の取り組みも含めて評価された。

 市役所を訪れた鈴木稔工場長は「操業開始30年の節目に受賞させて頂き、今後の環境面への取り組みを考えるきっかけになった。地域との関わりも広げていきたい」と話し、北川市長は「一朝一夕にできることではなく、市としても誇り。取り組みを学ばせて頂きたい」と祝福した。

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