【旧庁舎内を見学する参加者ら=伊賀市上野丸之内】

 三重県伊賀市が計画する新図書館について意見を出し合うワークショップが1月29日、移転予定の旧市役所庁舎(上野丸之内)であった。事前申し込みをした37人が参加し、庁舎内を見学してイメージする新しい図書館への意見やアイデアを出し合った。

 ワークショップは同市と官民連携のPFI方式による図書館の改修を含む「にぎわい忍者回廊整備」の事業契約を結んだ特別目的会社「伊賀市にぎわいパートナーズ」の主催。今年度は2月26日と3月26日の計3回実施する。

 旧庁舎は1964年に完成。計画によると、新図書館の規模は延べ床面積約6000平方メートルのうち、1階が2400平方メートル、2階と3階が各600平方メートルの計3600メートルで、他にカフェや宿泊施設が入る予定。

 参加者たちは旧庁舎内部を見学した後、配られた付せんに「(1階の)窓近くにソファを置いてほしい」「(2階に)グループで話し合いができる部屋がほしい」「3階に宿泊客や住民が利用できるバーがあればいい」などの意見やアイデアを書き、ホワイボードに貼っていった=左写真。この日は、地元住民の他、旧庁舎内に初めて入ったという参加者が約10人いた。

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