【福娘に選ばれた(左から)中澤さん、福井さん、岡田さん=名張市鍛冶町で】

 三重県名張市鍛冶町の蛭子神社で2月7、8日にある「八日戎(えびす)」で参拝者に縁起物の吉兆(けっきょ)を授ける福娘3人が1月22日、恒例の選考会「福引き」で決まった。

 選ばれたのは、会社員の中澤彩乃さん(23)=伊賀市出後=、大阪樟蔭女子大1年の福井めぐみさん(19)=名張市つつじが丘=、皇學館大1年の岡田彩花さん(19)=同市桔梗が丘。

 福引きは神社の境内で開かれ、同日現在で17歳から26歳までの18人が参加。「福」と書かれた当たりの紙を、今回初めて応募した3人が手にした。

 市内のケーブルテレビ局で働く中澤さんは「名張の行事に参加しようと応募して、当たる予感がした。多くの人に福を届けられるよう頑張りたい」、八日戎に幼いころから毎年来ていたという福井さんは「福娘をしてみたいと思っていたので、夢がかなった。笑顔で皆さんに福を届けたい」、母親の勧めで応募したという岡田さんは「今年はウサギのように飛躍する年にしたい。幼い時に一緒に来ていた奈良市の祖母にも、うれしい報告をしたい」とそれぞれ話していた。

 八日戎は商売繁盛を願う祭りで、2月7日正午から午後8時まで宵宮、8日午前10時から午後6時まで本宮が営まれる。福娘による縁起物の授与は、コロナ禍で一昨年と昨年は中止していたため、今年は3年ぶりの復活となる。

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