眼鏡作製技能士の認定始まる　「より豊かな『視生活』をサポート」

　眼鏡作りに必要な知識や技能が一定の水準に達した人を評価する新たな国家検定資格「眼鏡作製技能士」の認定が昨年11月に始まった。眼鏡を必要とする人にとっては、有資格者の有無が店選びの参考になる。

　検定資格は、高齢化に伴う目の衰えやスマートフォンの普及による子どもの視力低下などを背景に厚生労働省の所管で創設。これまで眼鏡作製技能の指標とされてきた民間資格「認定眼鏡士」の後継となる。

　眼鏡作製技能士には1級と2級があり、試験では光学や目の見え方に関する知識、視力測定や加工調整の技能などを審査。試験機関の日本眼鏡技術者協会によると第1期は全国で6089人、県内で111人が合格した。

　三重県の伊賀地域で販売店4店舗を展開する「田村」（本店・三重県名張市東町）では、1級に4人が合格。合格者の一人、MEGAドン・キホーテUNY店の中谷靖昌店長は「これを機にますます精進し、より豊かな『視生活』をサポートしていきたい」と話した。