【名張川左岸であった一斉放水=名張市瀬古口で】

 三重県名張市の「消防出初式」が1月8日、同市鴻之台1の市消防本部庁舎前であり、消防職員と消防団員計約150人が参加した。名張川では虹色の一斉放水も行われ、参加者たちは災害に立ち向かう決意を新たにした。

 庁舎前であった式で、北川裕之市長は「新型コロナウイルス感染症第8波の中にあるが、火災も災害もお構いなしにやってくる。そういった際、市民が最も頼りとするのは皆さん。訓練や研鑽(けんさん)を高め、市民の命と財産を守るために力を貸して頂きたい」とあいさつした。

 同市瀬古口の名張川左岸では、消防車27台による放水を実施。ラッパ隊の合図の後、赤や青、黄色など食用の着色料を混ぜた水を上空に向け勢いよく放った。付近には多くの住民が見物に訪れ、「奇麗」「すごい」など歓声を上げた。

式で整列する消防職員や消防団員=名張市鴻之台1で
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