【消防出初式の会場の様子=伊賀市西明寺で(伊賀市消防団提供、3枚とも)】

 消防職員や地域の消防団員らが1年の始まりに防火・防災への機運を高める「消防出初式」が1月7日、伊賀市で3年ぶりに開かれ、消防団員への表彰や消防職員による意見発表、消防車両の観閲(かんえつ)などがあった。

 新型コロナの影響で2年続けて中止となっていたが、今年は会場を市文化会館さまざまホール(西明寺)に変更した他、例年訪れる家族連れなど一般来場者用の観覧席は設けず、参加人数も限定して開催する運びとなった。

表彰を受ける消防団員=同

 午前10時から式典があり、表彰の後、岡本栄市長は消防職員・団員に向け「近年、さまざまな災害や思いがけないことを見聞きするようになってきた。市民が皆さんに寄せる期待は大きい。一刻も気を抜くことなく、私たちのまちをこれからも守って頂きたい」と訓示を述べた。

 式典後半の意見発表会では、市消防本部の男性消防士2人が、日頃の業務などを通じて感じたことを述べ、消防団の活動を記録したスライドも上映。最後に消防本部と消防団の車両計27台が同会館前をゆっくりと走行する様子を来賓らが見守った。

式典終了後に伊賀分団管内で行われた放水訓練
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