【近森正利議長の発声で乾杯する上野商議所の会員ら=伊賀市西明寺で】

 三重県伊賀市のヒルホテルサンピア伊賀で1月5日、上野商工会議所の新年賀詞交歓会が開かれ、出席した会員や来賓約150人があいさつを交わした。3年ぶりの祝宴では、たる酒の鏡開きもあった。

 主催者のあいさつでは、田山雅敏会頭が「賃上げできないと個人消費などを考えたときに経済の活性化は難しいと考える。そのために中小零細企業の我々は生産性の向上が不可欠だが、客観的に見て高くはない。今年は挑戦の一年。生産性を上げる術を考えないといけない」と会員の経営者らに訴えた。

 来賓の岡本栄市長は「昨年は中心市街地活性化の忍者回廊事業が議会の賛同を得て本契約が成立した。新しい形の図書館、忍者体験施設は2025年開催の関西大阪万博に向け大きく動き出す象徴的な事業になる」と述べた。

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