三重県名張市の名張商工会議所の新年祝賀会が1月5日、名張産業振興センターアスピア(南町)で開かれ、会員企業の経営者や行政関係者ら約130人が参加した。3年ぶりに飲食の場が設けられ、参加者は地域経済の発展に向け、気持ちを新たにした。
昨年11月に就任した亀井喜久雄会頭はあいさつで、中長期の課題「経済規模の維持による地域経済の活性化」、足元の課題「ウィズコロナ、アフターコロナの下での事業者支援」を2大テーマとして事業を推進すると強調した。
コロナ禍で打撃を受けた企業を支えた「ゼロゼロ融資」の返済が始まることについて「事業の先行きが見通せず廃業を選択する事業者が増加するのではないかと危惧している」と述べ、国に対して引き続き資金繰りや事業転換、再構築への支援などを要請していく考えを示した。
来賓の北川裕之市長は「大阪万博とその後を見据え、観光業だけではなくさまざまな職種や産業が連携しながら活性化を図る。そのための協議会をつくり、マーケティングや商品開発をしていきたい。ぜひ皆さんの力を貸して頂きたい」と参加者に協力を求めた。
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