【フェイジョアを栽培する上島さん】

 南米原産の果樹「フェイジョア」を自宅近くで栽培する三重県伊賀市予野の上島てる子さん(70)は、5年ほど前から地元の市場などへ実を出荷している。ビタミンCが豊富で、自宅でもデザートやジャムとして味わっている。

フェイジョアの断面

 上島さんはブドウやヒノナ、ハクサイなど野菜や果樹を年中栽培しており、1日の多くを過ごす作業場の裏に、高さ3メートルほどのフェイジョアの木が3本ある。球状または楕円形の実は5センチから10センチほどの大きさで、熟すと枝から離れるため、地面に落ちた実を拾うのが“収穫”の作業になるそうだ。

 売れ行きは「ぼちぼち」とのことだが、ここ数年は少しずつ売れる数が増えてきているそう。「甘酸っぱくておいしいフルーツ。この辺りではまだ知名度は低いが、もっと知る人が増えてほしい」と話していた。

2022年12月10日付833号2面から

- Advertisement -