【上野市駅に設置されたカプセルトイの機械】

 「いがてつ」グッズを気軽に――。三重県伊賀市の伊賀鉄道伊賀線(伊賀神戸‐伊賀上野)を走る「忍者列車」などをデザインしたアクリルキーチェーンとアクリルスタンド計6種類が入ったカプセルトイの機械が、11月下旬に3つの駅へ設置された。「ペイペイ」などスマートフォンの決済アプリでのみ購入できるもので、新たな観光資源として期待されている。

 全国各地のご当地グッズやカプセルトイの制作などを手掛けるファンボックス(本社・東京都港区)が企画したもので、設置場所は上野市、茅町、伊賀神戸の3駅。1個300円で、売上の一部が手数料として同鉄道に入る。「ペイペイ」「ラインペイ」「楽天ペイ」「d払い」など7種類の決済方法で購入できるが、運行時間外は不可。

 グッズはいずれも設置に際して新たに誕生したもので、キーチェーンは「緑忍者列車」「ふくにん列車」「忍者市駅」、スタンドは「ピンク忍者列車」「青忍者列車」と同鉄道のイメージキャラクター「広小路かや」がある。現金では購入できないが、逆に防犯の観点でメリットが大きいという。

 同鉄道の担当者は「忍者列車は伊賀の代表的な商材。地元の魅力を紹介し、伊賀鉄道を利用してもらう目的を生むきっかけにしたい」と期待していた。

 問い合わせは同鉄道総務課(0595・21・0863)まで。

2022年12月24日付833号23面から

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