【敢國神社を訪れ、手を合わせる参拝者=伊賀市一之宮で】

 大みそかから元日にかけ、三重県伊賀地域の社寺では新年を祝う行事が催され、参拝に来た人たちでにぎわった。

授与が始まった「切り絵御朱印」=同

 伊賀市一之宮の敢國神社では1月1日午前0時ごろ、続々と集まった参拝者の柏手を打つ音などが、実りある1年を願うかのように厳しい寒空に響いた。

 友人2人と大津市から訪れたデザイナーの男性(20)は「県外の神社を目指し1時間かけて来た。今年は大きな仕事が控えており、飛躍の年にしたい」と話した。伊賀市内から訪れた会社員の男性(35)は「今年はコロナ禍も戦争も終わり、明るく良い年になってほしい」と願っていた。

 同神社では今年初の試みとして、主祭神の大彦命(おおひこのみこと)の絵をあしらった「切り絵御朱印」(500枚限定、1300円)の授与を始めた。

 3日午後0時30分からは、県無形民俗文化財の獅子神楽の奉納がある。

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