年末年始の火災予防啓発を目的とした恒例の「年末夜警」が12月28日に三重県伊賀市で始まり、同日午後8時から市消防本部(同市緑ケ丘東町)での出発式で、岡本栄市長が消防団員らを激励した。消防団は30日までの3日間、それぞれの地元で夜間に巡視などを行い、防火を呼び掛ける。
出発式には市内11分団の消防団員約50人が出席。各分団長から杉本佳也団長を通じて開始報告を受けた岡本市長は「コロナ禍で、新しい形、ふさわしい形での年末夜警の催行となったことに感銘を受けている。この3年間、難しいことがたくさんあったが、このように歳末に警戒に当たって頂くことはありがたい。同時に皆さんのご家族にも感謝申し上げる」とあいさつした。
式典の後、消防団員たちは車両に分乗し、回転灯を回して啓発メッセージの音声を流しながら地元へ戻っていった。
2019年までの年末夜警では、初日に市長、副市長らが各分団の拠点を巡回して団員らを激励する形だったが、新型コロナの影響で過去2年は行われていなかった。
- Advertisement -