【協定書を手にする中村副市長(左)と山中社長=名張市役所で】

 三重県名張市は11月19日、災害時に非常用電源として使える電動車両を無償で借りる協定を、同市蔵持町芝出の塗料メーカー「オキツモ」(山中重治社長)と結んだ。

 地震や風水害などの災害が発生した際、市の要請に応じて、同社が社用車として今月導入したプラグインハイブリッド車(PHEV)2台を貸し出し、避難所での非常用電源確保などのため活用する。

 市役所であった調印式で、中村岳彦副市長は「大規模災害では、電源の喪失が市民の生活に多大な影響を及ぼし、救助活動にも支障をきたす。ご協力頂け、ありがたい」と述べた。

 市は11月にも、同様の協定を三重三菱自動車販売(四日市市)、三菱自動車工業(東京都)の2社と結んでいる。

【関連記事】災害時に電動車提供 電源確保に 名張市と三菱自2社が協定(https://www.iga-younet.co.jp/2022/11/10/66111/)

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