【協定書を手にする(左から)早川東海北陸地区担当部長、北川市長、出口社長=名張市役所で】

 三重県名張市は11月10日、災害時に非常用電源として使える電動車両などの無償貸与を受ける協定を、三重三菱自動車販売(四日市市)、三菱自動車工業(東京都)の2社と結んだ。

調印式後に行われた電力供給のデモンストレーション=名張市鴻之台1で

 地震や風水害などの災害が発生した際、市の要請に応じて、市内の販売店が所有するプラグインハイブリッド車「アウトランダー」などを貸与する。2019年8月以降、三菱自動車工業などは各地の自治体と同様の協定の締結を進めており、今回で全国224例目、県内5例目だという。

 アウトランダーは家庭用と同型のコンセントを備えており、電気を外部へ供給できる。ガソリン満タン時、1台で一般家庭の最大12日分の電力量を供給できるという。

 市役所であった調印式で、三重三菱自動車販売の出口哲也社長は「プラグインハイブリッド車は『動く発電所』。同時に100台前後の携帯電話を充電できる。訓練の際にも有効性を伝えたい」、三菱自動車工業の早川正臣東海北陸地区担当部長は「停電を伴う災害は各地で発生している。万が一の時にはぜひご活用頂けたら」と述べた。

 北川裕之市長は「災害時、電力が途絶えると市民の生活のみならず、生命にも大きな影響を及ぼす。災害はない方が良いが、起こってしまった時にはぜひ活用させて頂きたい」と述べた。

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