【八日戎で縁起物を手渡す福娘ら(2020年2月7日撮影)】

 三重県名張市鍛冶町の蛭子神社は12月12日、来年2月7、8日に営む八日戎で参拝客に福を授ける「福娘」の募集を開始した。昨年と一昨年はコロナ禍で募集を中止しており、3年ぶりとなる。

福娘への応募を呼び掛ける蛭子神社の関係者=名張市役所で

 八日戎は約350年続くとされ、名張に春を呼ぶ祭りとして親しまれてきた。商売繁盛を願う縁起物「吉兆(けっきょ)」などを求め、例年は2日間で約3万人の参拝客でにぎわう。福娘は、祭り当日に着物姿で吉兆を客に授ける他、事前のPR活動にも参加する。

 対象は市内在住・在勤・在学者や出身者、親戚が市内に住んでいるなどのゆかりがあり、1993年2月9日から2005年4月1日までに生まれた未婚の女性。1月22日午後3時から同神社である選考会「福引き」で3人の福娘を決定する。

 募集期間は1月18日午後5時まで。要項や応募用紙は、市観光協会ホームページ(https://www.kankou-nabari.jp/)から入手できる。

 問い合わせは同協会(0595・63・9148)へ。

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