【集まって体操に取り組む参加者たち=名張市上八町】

 三重県名張市の名張地区まちづくり協議会が主催する「ラジオ体操」が人気だ。大阪弁バージョンの独特で軽妙な掛け声に笑い声も起き、足腰だけでなく心も元気になっている。

 「体操できる場所、ないやろか」という要望が多かったことを受け、「ウィズコロナ時代になってきたことやし、ラジオ体操がええんとちゃうか」と、今年4月にスタートした。

 活動は、祝日と雨天時を除く毎週月、水、金曜の午前8時45分から約15分間。同市上八町の名張市民センター玄関前広場で、元気にはつらつと体操をする。

 誰でも参加でき、夏休みには子ども用スタンプカードも作成。平均40人、多い日は50人以上集まるそうで、「体調が良くなった」「1日のスタートになる」など、主催者にはうれしい声が届いている。10月末には同センターの集会室でハロウィーンのイベントも開催し、子連れの参加もあるなど盛況だったという。

親睦イベントも

 12月23日には、体操終了後の午前9時30分から集会室でクリスマスパーティーを開き、フルート演奏やビンゴゲームで親睦を深める予定だ。参加無料だが、事前申し込みが必要で、同16日までに名張地区まちの保健室(同センター内)に電話、または規定の用紙を提出して申し込む。

 担当者は「最初は体操が目的だったが、想像以上に人と人との輪がつながってきた。今後、この輪がここだけにとどまらず広がってほしい」と参加を呼び掛けている。

 申し込み、問い合わせは同保健室(0595・63・5699)へ。

2022年12月10日付833号19面から

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