【鼻高の動きを確認する小学生たち=伊賀市島ヶ原で】

 毎年12月中旬に行われることから「日本一遅い秋祭り」として知られる三重県伊賀市島ヶ原の鵜宮神社の例大祭に向け、地元住民による「島ヶ原獅子神楽保存会」(山菅善文代表)が12月初旬から舞の稽古を始めた。小中学生8人を含むメンバー30人が、一つひとつの動作を確認しながら、12月17、18日の披露・奉納に向け準備を重ねている。〈YouTubeで動画(https://youtu.be/DmyZ9Klmluw)〉

 4頭の獅子による「獅子踊」は市指定の無形民俗文化財で、敢國神社(同市一之宮)の獅子舞の影響を受けて江戸時代の享保年間に始まったとされる。元々12月19、20日に行われていた例大祭の日程は、11月2、3日に変更されていた時期もあったが、近年は元の日程に近い12月の第3日曜に合わせている。

 新型コロナの影響でもあり、今年の稽古は例年の半分ほどの全3回。12月8日には島ヶ原会館(同島ヶ原)で午後7時から稽古があり、最初に鼻高(天狗)役の小学生や中高生らが舞の動作を確認。小学1年から参加している子もおり、コロナ禍で2年ぶりの開催となった昨年の舞を思い出しながら、笛や太鼓を奏でる保存会の大人たちからアドバイスを受けていた。

 「祭りが無かった時(2020年)は寂しかった」と振り返る小学6年の西口佳汰君(12)は「みんなに喜んでもらえるような鼻高を演じたい」、獅子舞の中で肩車をする「荒舞」が好きだという高校2年の松永大夢さん(17)は「これからも受け継がれる祭りになってほしい」と話していた。

 同保存会では、17、18の両日は島ヶ原地区内の各所を回って舞を披露し、17日午後には同神社境内で舞を奉納する予定。

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