【アルコール消毒液を寄贈する田山社長(左)=伊賀市上野丸之内で】

 三重県伊賀市ゆめが丘7の医薬品メーカー「中外医薬生産」は12月6日、新型コロナウイルスの感染予防対策に、上野、あけぼの学園、伊賀白鳳の3高校へ、同社が製造する手指用のアルコール消毒液を寄贈した。

 県内の1日当たりの新規感染者数が1000人を超える日が続くなか、「勉強や部活に取り組む生徒たちに、少しでも安心して学校生活を送ってほしい」と寄贈を決めた。

 消毒液はドラッグストアなどで販売している500ミリリットル入りのスプレータイプ。各校の全生徒に渡せるよう、計約1800本を寄贈した。

 同社はこれまでにも、アルコール除菌剤や伊賀白鳳高と共同開発した携帯用アルコール消毒スプレーを、地元の小中学校に寄贈している。

 この日、同市上野丸之内の上野高校で贈呈式があった。同社の田山林太郎社長から消毒液を受け取った吉田淳校長(上野高)、柘植三治校長(あけぼの学園高)、德田嘉美校長(伊賀白鳳高)の3人は「有効に活用させていただきます」と感謝を述べた。

 田山社長は「受験や就職など、次のステージを前にした高校生たちにエールを送れたら」と話していた。

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