【コンサートのポスターを手にする的場会長(左)と亀井実行委員長=名張市南町で】

 世界的なサックス奏者で「ナベサダ」の愛称で知られる渡辺貞夫さん(89)のコンサートが来年3月7日午後7時から、三重県名張市のadsホール(松崎町)で開かれる。社会奉仕団体、名張ロータリークラブ(RC)の創立60周年記念事業。

 日本のジャズ界を長年にわたってけん引してきた渡辺さんは、昨年で音楽活動70周年を迎えた。今なお各地でライブを開催し、第一線で活躍している。

 今回の公演は「SAUDADE TO BRAZIL(サウダージ・トゥ・ブラジル)」がテーマで、渡辺さんが影響を受けたブラジル音楽にフォーカス。同テーマの公演は、名張が皮切りになるという。

 1963年2月創立の同RCは現在、会員数38人。2013年の50周年事業では、近鉄名張駅前に江戸川乱歩像を建立した。今回のコンサートでは、収益金の一部を青少年の育成のため市に寄付する。

 同RCは12月5日に名張産業振興センターアスピア(南町)で会見を開き、的場敏訓会長や亀井喜久雄実行委員長らが周年記念事業を発表。的場会長は「渡辺さんは2月で90歳になるが、世界で活躍する生涯現役のプレーヤー。名張で演奏して頂き、地域の皆さんに勇気と感動を伝えたい」と話した。

 入場チケットは1人5000円で、定員は約670人(全席指定、未就学児入場不可)。同ホールで12月7日午前9時に販売開始する。

 問い合わせは、チケットについては同ホール(0595・64・3478)、コンサートについては同RC事務局(0595・63・1338)まで。

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