【ドライバーショットを披露する磯山さん】

平均飛距離300ヤード 記録伸ばす

 ゴルフのドライバーショットの飛距離を競う「ロングドライブコンテスト(ドラコン)」。三重県伊賀市の会社員、磯山公佑さん(33)は、今年8月に奈良県で開かれた「日本ドラコン選手権大会」(LDJ主催)のアマチュア部門で3位に入賞し、10月末に米国フロリダ州で開かれた世界選手権に初出場した。

世界選手権会場での磯山さん(提供)

 ゴルフの練習をする父の姿を幼いころから見ていた磯山さん。趣味として本格的に始めたのは大学を卒業した22歳のころで、中外医薬生産(同市ゆめが丘7)に勤務する現在は、先輩らと週末にコースを回って楽しんでいる。

 ドラコンに興味を持ったのは、5年ほど前に市内のゴルフ練習場で、スイングを見たプロ選手から誘われたことがきっかけ。以降、大会出場に向けて練習に熱を入れ、週2、3回通うなじみのゴルフ練習場では、ドライバー以外も含め1日で300球ほど打つようにしているという。

 ショットの飛距離は平均約300ヤードで、弾道測定器で打ち出し角度を確認しながら、記録を伸ばしている。高校時代に部活でハンマー投げをしていたこともあり、「筋力や体幹がショットに有利に働いているのかも」と分析する。

 三重県予選では313ヤードで優勝を決めて勝ち進み、全国大会では風の流れを読み切って自己ベストの328ヤードを記録。各予選で勝ち上がった選手16人の中で3位となった。

 世界大会では調子が振るわず、281ヤードで31位という結果に終わったが、磯山さんは「ふがいない結果になったが、楽しくプレーできた」と満足そうに話していた。

2022年11月19日付832号3面から

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