【今村署長の前で宣言したアンシンダー=名張市蔵持町里で】

 三重県名張市蔵持町里の市武道交流館いきいきで12月1日、「年末特別警戒取締り」と「年末の交通安全県民運動」の合同出動式があり、名張署員や関係団体のメンバーら約120人が参加した。

 交通安全県民運動は1日から10日で、重点項目は、高齢者と子どもの交通事故防止▽横断歩道における歩行者優先の徹底▽シートベルトとチャイルドシートの正しい着用の徹底▽飲酒運転の根絶の4つ。特別警戒は12日から31日までで、重点項目は、通学路などにおける子どもの安全確保▽特殊詐欺の被害防止▽県民の身近で発生する各種犯罪の防止の3つとなっている。

 式では同署の今村悟署長や北川裕之市長らのあいさつ後、同市のローカルヒーロー「アンシンダー」が登場。ポーズを披露した後、今村署長の前で「名張地区の安全安心なまちづくりに協力する」と宣言し、敬礼した。その後消防車両に乗り込み、パトカーや白バイなど15台とともに、関係者に見送られながら街頭活動に出動していった。

 同署によると、2022年中に管内で発生した交通事故は11月30日現在、総件数1798件(前年同期比10件減)、うち人身事故80件(同19件増)、死者1人(3人減)、負傷者94人(32人増)、物件事故1718件(29件減)。

伊賀署管内130人参加

 伊賀署管内でも伊賀市上野丸之内の旧市役所駐車場で出動式があり、約130人が参加した。同署によると、22年中に管内で発生した交通事故は11月30日現在、総件数2142件(前年同期比81件増)、うち人身事故92件(同20件減)、死者5人(1人増)、負傷者108人(40人減)、物件事故2050件(101件増)。

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