【ジャパンオープン2022に初出場する廣島さん=伊賀市で】

 東京辰巳国際水泳場で12月1日に開幕する競泳の全国大会「ジャパンオープン2022」(日本水泳連盟主催)に三重県伊賀市服部町の廣島あつこさん(16)(高田高1年)が初出場する。

 同大会は、国内のトップクラスの選手が年齢区分なく出場する大会で、国際大会に向けた日本代表選考も兼ねており、廣島さんは2日の50メートル平泳ぎに出場する。9月にあった県高校新人水泳競技大会でジャパンオープンの標準記録を自己ベストタイム32秒72(県高校新記録)で突破し、出場を決めた。

 4歳で水泳を始め、現在は鈴鹿市のJSS白子スイミングスクールで週5日、1日5000メートルを泳ぐ。栃木国体後に足を負傷したが、休むことなく上半身のトレーニングに注力してきた。

 これまで数々の全国大会に出場してきたが、大学生や社会人選手と真剣勝負するのは初めて。廣島さんは「オリンピック選手とも一緒に泳げる。どんな泳ぎをするのか学びながら戦いたい」と話す。

 国体では0・02秒差で決勝に残れなかった。「大会では自分に負けず、切れの良い泳ぎを見せたい。目標は16位以内。強い思いで自己ベストを更新したい」と闘志を燃やす。

2022年11月19日付832号4面から

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