【展示予定の作品を見せる小川さん(前列中央)と会員たち=名張市百合が丘東1で】

 「長引くコロナ禍でも、皆がいろんな挑戦をしてきた。『草花でここまでできるのか』と思ってもらえたら」。三重県名張市百合が丘東1の小川るみさん(71)が主宰する押し花教室「花遊会」の作品展が、11月25日から28日まで同市元町のリバーナホール(イオン名張店3階)で開かれる。入場無料。

 会員は60代から80代の女性17人で、材料となる季節の草花などを自分たちで集めて押し花にし、アート作品を生み出している。作品展は約3年ぶり3回目で、小川さんの作品も含め計約100点を出展予定。

 ここ数年は教室が休みの時期も多かったが、その間にも花を押して準備をしてきた。皆の心には「花は待ってくれない」という思いがある。残しておきたい花、思い出深い花は今押し花にしておかないと1年先まで待たなければいけないからだ。

 小川さんが「皆の目指すものが一段上がった」という通り、2回の作品展を経て、個々の技術は向上。今回の出展作にも、草木や花を使って人物や動物を作ったものや、中をくり抜いて水分を除いたイチゴの実を使ったものもあり、会員たちは「どんな植物をどの部分に使っているのか見てもらうのも面白い」と話していた。

 時間は午前10時から午後5時(最終日は同3時)まで。期間中はウサギのミニ色紙作りの無料体験会(先着60人)もある。

 問い合わせは小川さん(090・5039・6123)まで。

2022年11月5日付831号12面から

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