【演武を披露する「伝統忍者集団・黒党」のメンバーたち=伊賀市一之宮で】

 三重県伊賀市の敢国神社で11月23日、黒党(くろんど)まつりがあった。拝殿では「伝統忍者集団・黒党」(黒井宏光代表)のメンバーらが忍術の演武などを奉納した。

 伊賀忍者の頭領、服部一族による神事として始まったと伝えられる黒党まつりは戦国時代に途絶えたが、1995年に復興した。この日は新嘗祭(にいなめさい)もあり、地元の住民ら約30人が参拝。奉納公演は縄を使って素早く敵を生け捕る術や鎌を使った術、忍者マジックが披露された。

 奉納後、黒井代表は「新型コロナでステージイベントができないことが多いが、今年も祭りが催行できてよかった」と話した。

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