【元の彩色を再現した本殿の予想図(提供画像)】

 三重県の有形文化財に指定されている名張市大屋戸の杉谷神社本殿の保存事業見学会が、11月20日に開かれる。参加無料、事前申し込み不要。

 同神社は、中世名張郡の豪族・大江氏が氏神として平安中期に創建したとされる。本殿は天正伊賀の乱の兵火で焼失後、1612(慶長17)年に再建。現在の建物は1704(宝永元)年に建て直された記録が残る。

 現在残る本殿は桃山様式を象徴する造りで、元は極彩色が施されていたが、経年劣化で全体的に色落ちしている。床板など一部腐食している箇所もあったため、2022年の式年造営に合わせ、県と市の補助で19年度から保存事業が進められた。

 事業に伴う調査では、江戸時代の鮮やかな本殿彩色が確認され、復元図にまとめた。見学会では、復元図のパネル展示や調査担当者による解説がある。同神社所蔵の県指定文化財「紙本着色北野天神縁起」(室町前期)の公開もある。

 時間は午前10時から正午までと、午後1時から同3時まで。調査担当者による解説は、午前10時と午後2時の計2回。

 問い合わせは市教育委員会文化生涯学習室(0595・63・7892)へ。

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