【フォトブースで凪ちゃんを抱く工藤さん=伊賀市で】

 赤ちゃんの背中に肌に優しい絵の具で「天使の羽」を描くアートを広める、ベビーペイント協会所属のアーティストとして活動する、三重県伊賀市三田の工藤友里江さん。子も親も笑顔にしてくれると好評だ。

「天使の羽」のペイント

 今年1月に長男の凪ちゃんが誕生し、赤ちゃん連れで楽しめるイベントを気にするようになった。6月に名古屋であったイベントで、「見ているだけでもテンションが上がった」という「ベビーペイント」と出会った。凪ちゃんの背中に描いてもらうと「あまりの可愛さに悶絶した」そう。

 この体験を機に「自分もやってみよう」と、同協会が主催する、安全にペイントする知識を学ぶ座学と実技を7月に受講。出された課題は自身の太ももや夫の背中で練習を重ね、9月に念願の資格を取得した。

皆が幸せな空間 作りたい

 天使の羽は、赤ちゃんの機嫌の良い5分から10分ほどの間に素早く描く。絵の具は拭き取れば簡単に落ちるそうで、自身の感覚で演出・設置したフォトブースで撮影する。親類や友人の赤ちゃんに描くと「可愛い」と喜んでくれたという。

 子育てをする中で「子どものパワーのすごさを日々感じる」という工藤さん。赤ちゃんと触れ合うことをしたいと思っていたといい、「『ママも幸せ、赤ちゃんも幸せ、私も幸せ』という空間を作っていけたら」と話していた。

 11月19、20日にはFLAT BASE(名張市元町)であるマーケット、12月10日は青山ハーモニー・フォレスト(伊賀市種生)でのマルシェにそれぞれ出展予定で、「一瞬を思い出に残してほしい」と来場を呼び掛けている。

 イベントなどの情報は、工藤さんのインスタグラム(calme_babypaint)で発信している。

2022年11月19日付832号2、3面から

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