【展示作品を紹介する(左から)山田さん、木村さん、仲上さん=伊賀市上野丸之内で】

 20代の若手作家3人による展示会「エスポワール2022」が11月19から27日まで、三重県伊賀市上野丸之内のギャラリー是空で開かれる。時間は午前11時から午後6時まで。入場無料。

 出展するのは名張市百合が丘東に住む油彩画家の仲上大生さん(29)、津市の油彩画家・木村寿美玲さん(26)、亀山市の造形作家・山田風雅さん(24)で、1人10から15点を展示する予定。

 仲上さんは16歳のころ、美術科のある奈良県の高校で本格的に人物画を描き始めた。明暗差の強い画風で、独特な着彩は実物のテーマにとらわれず「気分しだい」と笑う。展示では暗めの色合いが特徴の作品が並び、「光と影のコントラストを見てほしい」と話す。

 木村さんは「女性の美しさ」をテーマに、木炭やアクリルで描く人物画を展示。顔の部分を塗りつぶすことでミステリアスな雰囲気が出るといい、「人物がどのような表情をしていたか、想像しながら見てほしい」と思いを語る。

 山田さんは、集めた流木をベースに粘土で型取った動物の立体造形を手掛ける。針金やビー玉など多様な素材を組み合わせ、「自然な形を生かした作品で『動物らしさ』を感じて」と話していた。

 問い合わせは同ギャラリー(0595・21・8818)まで。

2022年11月5日付831号4面から

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