【F1チーム訪問の経緯などを北川市長に説明する三島社長(中央)=名張市役所で(ボルグワーナー・モールスシステムズ・ジャパン提供)】

 三重県名張市八幡の自動車部品製造会社「ボルグワーナー・モールスシステムズ・ジャパン」の三島邦彦社長が11月7日、市役所を訪れ、鈴鹿市で先月開かれたF1日本グランプリに際して名張のPR活動を行ったことなどを北川裕之市長に報告した。

BWTアルピーヌF1チームの関係者(右)に名張の地酒を手渡す三島社長(ボルグワーナー・モールスシステムズ・ジャパン提供)

 同社によると、ボルグワーナー社とフランスのBWTアルピーヌF1チームは昨夏からパートナーシップ契約を結んでいる。来日した同チームを激励するため、開幕前の10月6日に三島社長がチームの滞在先を訪問。その際に名張の地酒「而今」を持参したところ食事会で振る舞われ、「非常においしい」と喜ばれた。「瓶をフランスに持って帰って飾る」と言う人もいたほど好評だったという。

 この日の市長訪問には、名張商工会議所の亀井喜久雄会頭も同行。PRの報告の他、今後の名張の魅力アピールや地域活性化などについても意見を交わした。

 訪問後、三島社長は「持続可能な自動車社会の在り方について議論されていますが、単なるCO2の削減だけではなく、人が車を好きという状態を維持発展する事が、自動車産業が持続可能であり続けるために大切だと思っています。CO2削減に努力しているF1をはじめとするモータースポーツは、持続可能な自動車社会にとって大切な、『人が車を好き』であり続けるための役割の一部を担っていると考えます。F1チームと名張に繋がりがあり、名張の名産品を世界的なチームにアピールする事により、地域の誇りの一つになればと思います」とYOUにコメントを寄せた。

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