【塚本さん】

塚本裕彦さん(35)

 「信頼を勝ち取って、誰からも頼られる存在に」。三重県名張市桔梗が丘5番町の「東海労働金庫名張支店」で融資を担当する社員。住宅・自動車ローンの手続きや多重債務の相談などを受け付ける。

 名古屋市出身。中学時代、ニュース番組をきっかけに政治に関心を持ち、三重大学人文学部に進学。金融論などを学ぶうち、経済関係の仕事に興味を持った。親しい先輩が東海労働金庫への就職を決めたこともあり、卒業後は同労金の瀬戸支店(愛知県)で勤務。3支店で経験を積み、約3年前に名張へ移った。

【私のお気に入り】休日は、経済学の本や歴史小説を読んでリラックス。年間50冊以上を読了するそうだ。

 融資の業務は「多くの人の仕事を生み出し、生活の支援ができるところがだいご味」といい、困っている人の情報をいち早くキャッチできるよう努めている。預金窓口や営業にも携わり、市内の高校で開いた消費者トラブルのセミナーでは、講師も担当した。

 小学生のころから野球に励み、今も同労金の社会人チームでバットを振る。シーズン中は月1、2回、試合で愛知県にまで足を運び、選手兼ゲームマネジャーとして汗を流している。

2022年10月22日付830号6面から

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