日本サッカー協会は11月1日、W杯カタール大会に臨む代表メンバー26人を発表した。7月の東アジアE-1選手権で初選出され、大会得点王に輝いた三重県伊賀市出身でJ1湘南ベルマーレのFW町野修斗選手(23)は選ばれなかった。

 プロ5年目の町野選手は今季残り1試合の中、リーグ2位タイの12得点を挙げている。伊賀市出身で男子のフル代表に選ばれたのは町野選手が初で、地元でもワールドカップ出場に大きな期待が寄せられていた。

 メンバー発表の日は、地元住民らによる後援会「町野修斗君を励ます会」の樋口良紀会長(63)と、父で自営業の理さん(61)らが中瀬地区市民センター(同市高畑)で会見の様子を見守った。

 取材に応じた理さんは「本人もちょっとは期待もあったかもしれないが、所属チームもリーグ1試合が残っているし、そこに集中していると思う。そんなにがっかりはしていないだろう。次のW杯を目標に頑張ると思う」と話した。樋口会長は「町野選手の活躍は地元としてうれしい限り。今回は残念だったが、次の代表に入れるよう応援を続けたい」とエールを送っていた。

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