【10月13日にあった出前授業で舞を披露する南町神事講獅子神楽保存会のメンバー=名張市丸之内の名張小で】

 宇流冨志禰神社(三重県名張市平尾)の今年の秋祭りは、新型コロナウイルス感染症対策で規模を縮小して開催する。神事やトラックによる神社のみこし巡行の他、3年ぶりに獅子舞の奉納や露店の路上営業がある。

 御神体がお旅所(新町)に移る「お旅」は10月23日、「宵宮」は29日、「本祭」は30日に執り行われる。30日午後3時ごろにみこしが神社に到着後、南町神事講獅子神楽保存会が舞を奉納する。

 露店の営業は、29日は昼過ぎから、30日は夕方まで。宵宮のたいまつ行列、本祭での各町の太鼓台などの練り歩き、集結は前年に続き今年も中止に。境内では23日から30日まで、春祭りに訪れた子どもたちが描いたみこしの塗り絵約50点を展示する。

 中森孝榮宮司は「今年は元通りさせて頂けるかと思ったが、難しかった。来年こそは盛大にできたら」と話していた。

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